会期:2024年1月13日(土)- 3月31日(日)
開館時間 :11時~18時30分(入館18時まで)
開館日:木・金・土・日 休館日 :月・火・水
冬期休館:2023年12月25日(月)-2024年1月12日(金)
(展示替および館内メンテナンスのため、会期期間外は休館)
入場料:一般 500円/大高生 400円/小中学生 300円
主催:東京アートミュージアム
企画:一般財団法人プラザ財団(上田)
◯体調がすぐれない場合や発熱のある場合などは、ご来館をおひかえください。
銅版画は製版と刷りを経て間接的にイメージを表現する行為であるが、そのプロセスにおいて作家の意図・計画から大きく外れた状況にしばしば遭う。ジョセフ・ペネルの「偉大なエッチャーで、かつて腐蝕の技術をマスターした人はいなかった」という言葉が、エッチングのみならず銅版画すべての技法に現在でも当て嵌まる。版・インク・紙は、じゃじゃ馬のように我儘であり且つ魅力に溢れた存在だとしみじみ思う。
私は制作途中のコントロール出来ない「偶然」の状況を受け入れることを厭わない。むしろ、その即興性との協奏を自らの「必然」の技法へと繋げる工夫が楽しく嬉しい。そこに私自身の想像力を遥かに超える新たな「表現」の可能性が朧げながらに見えてくる。
銅が持つ柔らかさと硬さのバランスを介さなければ顕せない「銅版画」の世界を展示いたします。ご高覧賜われましたなら幸甚に存じます。
1962 | 旧ソビエト連邦レニングラード(現在のサンクトペテルブル)生まれ |
1986 | サンクトペテルブルク美術大学建築学院卒業 |
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