「やわらかくて、かたい」
上原修一 銅版画作品展

ガウディのテーブル、そして椅子/The table & the chair, A tribute to Antoni Gaudi. | 2020年 銅版画 ドライポイント/アクワチント/+コラグラフ/2版3色雁皮刷り | 87 x 62 cm テーブルの上にも下にも私の荷物/My parcels on the table, under the table. | 2019年 銅版画 ドライポイント/アクワチント/+コラグラフ/+コラージュ/2版8色雁皮刷り | 78 x 58 cm 泳ぐ/ swimming. | 2021年 銅版画 エッチング/ディープ・エッチ/アクワチント/+ステンシル/2版3色雁皮刷り | 60 x 90 cm 階段を上る人下りる人/gentlemen going up & down the stairs. | 2022年 銅版画 ドライポイント/アクワチント/スピットバイト/2版2色雁皮刷り | 24 x 16 cm

会期:2024年1月13日(土)- 3月31日(日)
開館時間 :11時~18時30分(入館18時まで)
開館日 :木・金・土・日
休館日 :月・火・水
冬期休館:2023年12月25日(月)-2024年1月12日(金)
(展示替および館内メンテナンスのため、会期期間外は休館)
入場料:一般 500円/大高生 400円/小中学生 300円
主催:東京アートミュージアム
企画:一般財団法人プラザ財団(上田)

本展について

銅版画は製版と刷りを経て間接的にイメージを表現する行為であるが、そのプロセスにおいて作家の意図・計画から大きく外れた状況にしばしば遭う。ジョセフ・ペネルの「偉大なエッチャーで、かつて腐蝕の技術をマスターした人はいなかった」という言葉が、エッチングのみならず銅版画すべての技法に現在でも当て嵌まる。版・インク・紙は、じゃじゃ馬のように我儘であり且つ魅力に溢れた存在だとしみじみ思う。

私は制作途中のコントロール出来ない「偶然」の状況を受け入れることを厭わない。むしろ、その即興性との協奏を自らの「必然」の技法へと繋げる工夫が楽しく嬉しい。そこに私自身の想像力を遥かに超える新たな「表現」の可能性が朧げながらに見えてくる。

銅が持つ柔らかさと硬さのバランスを介さなければ顕せない「銅版画」の世界を展示いたします。ご高覧賜われましたなら幸甚に存じます。

上原修一 / UEHARA, Shuichi

1963長野県須坂市に生まれる
1986明治大学文学部卒業
1984長沢節に師事、セツ・モードセミナーにて絵の基本を学ぶ
1994吉田克朗に師事、美学校にて銅版画を学ぶ
現在美学校銅版画工房講師

個展

1995. 3「挙動不審の窓」嫁菜の花美術館/東京都中野区
1996. 5「種子」ギャラリー国領/東京都渋谷区
1997. 9「滴 L'eau degoutte」ギャラリー代々木/東京都渋谷区
2000. 7「針・その他」ギャラリー中島/東京都中央区銀座
2001. 4「風景」スパンアートギャラリー/東京都中央区銀座
2002. 5「上原修一銅版画展」ギャラリーはせがわ/長野県長野市
2008. 2「switch」ギャラリー悠玄/東京都中央区銀座
2010.11フィレンツェ日本映画祭2010関連企画
「Charon's Ferry」Le Giubbe Rosse(ジュベ・ロッセ)/イタリア・フィレンツェ
2010.12「selecteds」旧上高井郡役所/長野県須坂市
2012.1「高原の海」プレジデント・リゾート軽井沢/群馬県長野原町北軽井沢
2013. 6「三日月が沈んでから」Risa Dept/東京都中野区
2015. 5「泳ぐ」galleria grafica bis/東京都中央区銀座
「跳ぶ」アーチストスペース/東京都中央区銀座
2017. 5「月の満ち欠け」cafe 104.5/東京都千代田区
2018.12「テーブルがある12の場面」Risa Bar/東京都新宿区
2019.11「方舟に乗る前に」gallery maya bell/東京都渋谷区

主なグループ展

さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ展/1998年、2000年
あおもり版画トリエンナーレ展/2004年、2007年、2010年
山本鼎版画大賞展/2005年、2008年(上田市長賞)、2011年、2015年、2021年
Prints Tokyo 2007/2007年
CWAJ現代版画展/2009年、2010年、2011年、2013年、2017年、2019年、2022年
大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ展/2010年(池田満寿夫大賞)、2012年
アワガミ国際ミニプリント展/2019年、2021年
高知国際版画トリエンナーレ展/2020年